チョウゲンボウ 

2012.10.20 若王子池




2012.12.6沓掛町




2012.1.23 沓掛町

農耕地、原野、川原、干拓地、丘陵地帯、山林など低地、低山帯から高山帯までの広い範囲に生息する。単独かつがいで生活する。
 齧歯類や小型の鳥類、昆虫、ミミズ、カエルなどを捕食する。素早く羽ばたいて、体を斜めにしながらホバリングを行った後に急降下して地上で獲物を捕らえることが多いのが特徴。ハヤブサ類だが、飛翔速度は速くない。 その視力は紫外線を識別することが可能で、この能力は主食である齧歯類の尿が反射する紫外線を捕捉し、捕食を容易にさせていると推測されている。ハヤブサと異なり、捕らえた獲物は周囲が安全ならばその場で食べる。
 日本では4-5月に断崖の横穴や岩棚、樹洞などに小枝を作って営巣するか直接卵を産む。カラス類の古巣を流用することもある。産卵数は1腹4-6個である。抱卵日数は27-29日で、主に雌が抱卵する。雛は27-32日で巣立つが、親から独立するにはさらに1ヶ月以上かかる。1年で成熟する。