流れの緩やかな河川、湖沼、湿原などに生息し、渡りのときには海上で見られることもある。主に水上で生活して、ほとんど歩くことはない。 川中の浅瀬を横断するために歩く姿を見たことがあるが、歩くのは非常に不安定のようである。 足は歩くためではなく櫂の役割のためにあるとみられ、足が生えてる位置もほかの水鳥とは違い 尻付近から出ている。 泳ぐ姿は上から見ると、カエルの後ろ脚のように使う。
食性は主に動物食で、魚類、昆虫、甲殻類、貝類などを食べる。巧みに潜水して獲物を捕食する。1回に平均15秒前後(状態により数秒から30秒)潜水し、およそ秒速2mで泳ぐとされるが、最高で水深2メートルまでと深くは潜らない。
繁殖期には縄張りを形成する。水辺近くの水生植物や杭などに水生植物の葉や茎を組み合わせた逆円錐状の巣を雌雄で作り、4-12月に1回に4-6個の卵を年に1-3回に分けて産む(日本では主に4-7月繁殖)。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は20-21日。卵は白いが次第に汚れて褐色になり、親鳥が巣を離れる際には卵を巣材で隠す。早成性で雛は泳げるが、孵化後約1週間で巣から出るようになる[3]。小さいうちは親鳥が背中に乗せて保温や外敵からの保護を行い、雛を背中に乗せたまま潜水することもある。およそ3か月で独立し、生後1年で性成熟する。
冬季には20-30羽からなる群れを形成することもある。あまり飛ばないが、飛翔の時には水面を蹴り助走した後、通常低く飛ぶ。
鳴き声は、キリッキリッ、キリリリと鋭く鳴き、繁殖期には雌雄が鳴き交わす[3]。警戒時にはピッと強く短い声を発する。
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