ハシブトカラス  2011.11.2 沓掛町

 英名 "Jungle Crow" も示すように、元来は森林に住むカラスであり、現在も山間部など森林地帯に広く分布しているが、近年日本では都市部において急速に分布を拡げた。
 食性は雑食で、昆虫や木の実、動物の死骸など、あらゆるものを食べる。特に脂質を好み、石鹸や和蝋燭を食べることもある。また、小鳥やネズミなどの生きた小動物を捕食することもある。主に電柱や高木上など高所から地上を見下ろして餌を探し、餌を見つけると下りて行ってとり、高所に戻って食べる。鋭い嘴は、つつくだけでなく咬む力にも優れており、肉なども引きちぎって食べることができる。生態が類似するハシボソガラスよりも肉食性が強い。
 産卵期は4月頃で、主に樹林内の大木に木の枝などを用いた巣を作り、2-5卵を産む。抱卵日数は約20日で、メスのみが抱卵する。雛への給餌は雌雄で行い、雛は孵化してから約1か月で巣立つ。その後約1か月は家族群で行動し、独立する。若鳥は約3年間群れで行動し、その後ペアで縄張りを構える。
 夜間人が立ち入る事の無いよく茂った森に集団ねぐらをとる習性があり、冬期には特に多数が集まる。
 鳴き声は「カーカー」と澄んでおり、ここでもハシボソガラス(少々濁る)と判別できる。
 寿命は飼育下では約20年、野生下では約10年とされる。






コガモ
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kakesu
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